人生において自分のタイミングで
はじまりを作ることはできるけれど、
自分の意図しないタイミングで
何かがはじまるということがあります。
今年僕は心肺停止・気管切開によって
声が出なくなるという経験をしました。
身体が動かない僕にとってみて、
声が出ないということは致命傷です。
どんなに身体が動かなくなったとしても、
声が出れば自分らしく生きていける。
そう思って生きてきた僕にとって、
この経験は想像を遥かに超える苦しみでした。
でも退院する頃には、ある程度声を取り戻すことができるようになりました。
そして会社に帰ってきた今、僕にできることは何か?を改めて考えてみました。
家族、会社、地域での仕事、そのすべてが
誰かのためにではなく、自分のためにあったこと。
そのことに心から感謝できたことが、
新しいはじまりを迎えるための、はじまりでした。
だからこそ死ぬまでは生きること。
できることはやること。
やりたいことはやってみること。
これまでも、これからも、やるべきことは
すでに用意されていることに気づきます。
今年で共生のまち部会(≒主に安城市の障害福祉サービス事業所が集まる会議)の会長の任期が終わります。
身体の状態が変わったことや体調面を考えて、今期で引退を考えていましたが、やり残したことや、やりたいことがたくさんあること、そして何よりも共に想いを実現してくれる仲間が増えたことを考えて、あともう3年続けることにしました。
「世の中が考える当たり前の中に、
障害のある人たちのことも含まれること」
かなり難しい課題だと思いますが、
一人一人の意識が少しずつ変われば
できないことではないのだということを知っています。
誰もが障害のことを自分事として考えていく社会が実現しますように。
はじまりをはじめるために。
はじまりはいつも自分自身のことから。
それが誰かの人生に少しでもつながることを信じて。
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株式会社ティンク
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