「障害とは」

株式会社ティンク 代表取締役 本多純代

 

みなさんは、考えたことがありますか?

一般的に障害者を指し示すとき、使われることが多い言葉ですが、

私たちはまず、この言葉の意味を理解する必要があると考えました。

 

障害者とは誰の事を言うのでしょうか・・・?

手や足に障害がある人?

脳に何らかの障害がある人?

・・・障害者(療育)手帳を持っている人?

 

その考え方では「完全でない人」を意味する言葉だけで、

少し間違えた使い方をすれば・・・

差別用語にさえなってしまうこともあると思います。

 

では、どのように考えてみたらよいのでしょうか?

 

私たちはまず、考え方を変えてみる事にしました。

そもそも社会生活を送る上で、何に障害があったら生きにくいのか?

 

・・・・・そう、その答えは「コミュニケーション

 

ティンクでは

障害者=コミュニケーションに何らかの障害を抱える人」と考えます。

 

コミュニケションをとることが苦手な人は、世の中にはたくさんいます。

だとすれば、今のこの社会にはたくさんの障害者がいることになります。

誰かと共に方法を探してみたり、いろんな経験によって

生まれてくる勇気によって助けれれる事もあります。

 

「自立とは」

ティンクが考えるもう1つのキーワードです。

 

よく耳にする言葉ですが、さて、この自立とはなんでしょうか?

自分でなんでも出来ること?

自分で働いたお金で生活できること?

もし・・・自立の意味が、自分で何でも出来ることを言うのであれば、

生活に介助が必要な人には、一生自立することなんてできません・・・。

それに、働いたお金で生活できる事を自立というのであれば、

障害者の働く事が出来る環境作りが出来ていない

今の日本では、自立する事はできません。

 

では、自立をどのように捉えたらよいのでしょうか?

少しだけ見方を変えてみる事にします。

自分が自分であるために必要な事は、自分の意思を持つ事、主張する事。

 

それを言い換ええてみると・・・

自分がこれだと思うものを選ぶ事=自己選択することだと思います。

 

人が生きるという事は、誰もが大なり小なり・・・

選択を繰り返すことなのだと思います。

これは家族でも、他人でもなく、自分自身にしか出来ないことであって・・・

何よりも尊いものです。

 

それを自分の意思で行える事を、ティンクでは自立と捉えます。

 

確かに、障害者として生活するのは、それだけで辛い事はたくさんあります。

ですが・・・

それを悲しんでいても、治ることは基本的にないからこそ、

障害者として認定されているのだと思います。

だからこそ余計に「人として」を大切に。

出来るだけたくさんの「当たり前」を経験できるように、

この事業所は存在しているのだと思っています。

 

経験は、勇気や翼(意思)を身につけ、障害者である事を忘れさせてくれます。

ティンクは

根元(相談支援事業所 Root of holy)

勇気(放課後等デイサービス Happy very)

翼(居宅介護事業所 Tinker bell)

天使(生活介護事業所 angel-A)という事業所があります。

ティンクは「経験」を増やす場所です。

ティンクは私たちだけの会社でなく・・・

あなたのものでもあります。

ティンクは誰よりもあなたの可能性を信じています。

 

一緒にたくさんの夢を描きましょう!!!